学術ニュース

2020年6月4日

ハイパーカミオカンデ 実験開始目指し覚書締結

 東大は5月25日、高エネルギー加速器研究機構(KEK)との覚書を5月中に締結していたことをウェブサイトで発表した。ハイパーカミオカンデ計画構想の本格着手に併せ、KEKとの連携強化が期待される。

 

 ハイパーカミオカンデ計画はスーパーカミオカンデの8.4倍の容積を持つ水槽などを備えた次世代の実験装置としてハイパーカミオカンデを建設し、素粒子の一種であるニュートリノの観測実施などを目指す国際協力科学事業。日本をホスト国とし、今年2月には補正予算の成立を経て計画が正式に開始された。

 

 東大とKEKはこれまで、ハイパーカミオカンデ計画構想の具体化を目指す機関の間の覚書を下に協力体制を敷いてきた。今回締結された覚書では従来の協力体制を強化するため、合同でハイパーカミオカンデ計画推進室を設置。加えて東大とKEKが設備の建設、整備を行い、運用に責任を持つと約束された。東大は岐阜県飛騨市にハイパーカミオカンデ検出器を建設する。計画は2027年の実験開始を目指しており、宇宙の物質の起源や究極の物理法則などの謎に迫るとしている。


この記事は2020年6月2日号から転載したものです。本紙では他にもオリジナルの記事を掲載しています。

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