教養

2021年8月15日

【応募締切10月15日!】あなたの「学生生活」、見せてください  東京大学新聞社写真コンテスト開催!

 

 スマートフォンで手軽に写真を撮影し、SNSなどで見せ合うことができる現代社会では、これまでにないほど「写真」というものが身近になっている。しかし、それだけで終わるのはもったいない。見ず知らずの人に写真を見てもらうことにはまた違った面白さがある。

 

 この度、東京大学新聞社は新たに写真コンテストを開催する。コンテストのテーマは「学生生活」。本コンテストの審査員の一人である清水穣教授(同志社大学)に写真表現の面白さや新たな表現方法などについて話を聞いた。 (取材・黒田光太郎)

 

「3日経っても面白いと思える写真」を

 

 日本人が撮影した現存する最古の写真は、1857年に島津斉彬の上半身を写した写真だと言われている。そこから150年以上経った現在、SNSの急激な広がりとともに写真は多くの人にとって身近な存在になっている。

 

 現在は「撮る」という表現方法の幅がこれまで以上に広がっていると清水教授は話す。タイトルやキャプションを使った表現もその一例だ。「自分の家の庭を写したシンプルな写真でも、例えば3.11とタイトルを付けることで新たな意味が生まれる」と清水教授は語る。このように、鑑賞者の目に写真がどう映るかまで考え、印象を操作することで表現の幅は広がるという。また、複数の写真を合わせて一つの作品とする「組み写真」にも「それぞれの写真を相対化し合う効果がある」と新たな表現の可能性を指摘する。

 

 写真には構図も重要だ。縦向きか横向きかという基本的な要素は写真全体の印象を大きく左右する。また、被写体の位置が与える影響も大きい。多くの人が画面の中心に被写体を写す「日の丸構図」を使うが、少しずらすだけでもかなり印象は変わるという。

 

写真を知らない編集部員も撮ってみた。いかがだろうか

 加えて、写真の質に大きな影響を与えるのは「批評眼」だと清水教授は語る。「自分が撮影した写真について、自分が誰よりも見ている」と自信を持って言えるくらいよく見ることが必要だという。

 

 では、今回のコンテストに応募する写真を撮影する際、どのようなことを意識すればよいのか。清水教授によると「独自の世界観」が最も重要になってくるという。「SNSで評判が良さそうという理由で作品を選ぶのではなく、自分の目で見て、面白いと思える写真を送ってほしい」と話す。また、写真撮影にスマートフォンを使っても、かなり古く画質が悪くない限り、一眼レフカメラやデジタルコンパクトカメラで撮影した写真と遜色はないという。

 

 最後に清水教授に参加者へのメッセージをもらった。「3日経っても面白いと思える写真があれば、自分の撮った写真がテーマに合っているのか深く考えず、気軽に送ってもらえたらいいのではと思っています。年齢も関係なく、現在学生の人の生活でも、かつて学生だった人の生活でもいいです。テーマに合わない写真はほぼないと思うので、できるだけ多くの人に応募してほしいです」

 

(山崎雄策撮影)

清水 穣(しみず・みのる)教授(同志社大学)
87年東大大学院人文科学研究科(当時)修士課程修了。文学修士。『デジタル同志社大学写真論 イメージの本性』(東京大学出版会)、『日々是写真』(現代思潮新社)など著書多数。

 

東京大学新聞社写真コンテスト2021 概要

 

 この度、東京大学新聞社は写真コンテストを主催します。審査員には、写真評論家の清水穣教授(同志社大学)や、写真を研究テーマの一つとする東京大学新聞社理事の今橋映子教授(東大大学院総合文化研究科)を招き、皆さんの応募作品を審査します。

 

 ※より多くの方にご応募頂くために締切を延長します。延長後の締切は10月15日です。

 

応募締切  10月15日
応募資格  特になし
応募方法  応募写真のデジタル画像ファイル、作品のタイトル、作品に関するショートエッセイ(100~200字)を準備し、応募フォームにアクセスしてください(お一人様5点までご応募いただけます)。

 

テーマ  「学生生活」
結果発表  入賞作品は東京大学新聞12月号および東大新聞オンラインで発表します。
審査員   清水穣(同志社大学)、今橋映子(東大大学院総合文化研究科)、東京大学新聞編集長
入賞  最優秀賞(1作):副賞1万円 優秀賞(3作):副賞5千円

 

<応募上の注意事項>
・作品は応募者本人が撮影した未発表の写真・エッセイに限ります。
・画像を加工した作品は審査対象外とします。ただし、画像のトリミング・色調や濃度の微調整は認めます。
・人物や建築物などが写っている場合、その権利者の許諾を得てご応募ください。特に大学の建築物が映り込んでいる場合、大学の許諾が必要となります。許諾を得られないと入賞を取り消さざるを得ない場合がございますので、あらかじめご了承ください。
・応募写真の著作権は撮影者に帰属します。ただし、応募していただいた時点で、入賞発表時に紙面および東大新聞オンラインへの掲載に同意いただいたものとみなします。
・ご提供いただいた個人情報は、本写真コンテスト開催の目的および発表時の掲載以外には使用いたしません。
・16歳未満の方は保護者の同意を得てからご応募ください。応募していただいた時点で、同意を得ているものとみなします。
・応募者は国内在住の方に限定させていただきます。

 

ご応募はこちらから!

 

【記事修正】2021年9月30日午前11時39分 応募期間の延長について追記しました。

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