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2023年5月3日

【新入生アンケート2023 ①受験】共通テスト難易度予想「易化」「前年並み」ともに42%

 

 

東京大学新聞社は3月28、29日、東大の春期新入生を対象にアンケートを実施し、2820人から回答を得た。アンケートは毎年新入生が入学する時期に行っており、受験や大学生活、進路への意識や社会問題への賛否などを質問している。昨年との比較などから、今年の傾向を分析した。(本文中の割合は小数第1位を四捨五入) (構成・高橋柚帆)

 

出身地・出身高校

 

 出身校の区分について、公立および国立は43%、私立は54%だった。共学校の出身者は56%、男子校は35%、女子校は9%で、いずれの値も昨年とほぼ同様。中高一貫校は59%、私立の中高一貫校は49%で昨年からほぼ横ばいだった。

 

出身高校比①
出身高校比②

 

 

科類別男女比

 

 性別を女と回答した比率は文Ⅲが42%、文Iと理Ⅱが29%、理Ⅲが24%、文Ⅱが23%、理Iが9%だった。

 

東大入学について

 

 初めて東大に入学したいと思った時期は高校1年が28%で最多、次いで高校2年が25%、中学生が17%だった。出身高校の所在地は東京都が32%で最多だが、昨年からは6ポイント減少。次いで神奈川、兵庫、千葉、愛知…と続く。関東地方が56%と半数以上を占めた。65%の新入生が東大入学の理由を「研究・教育の水準が高いから」と回答し、「入学後の進路選択の幅が広いから」は54%だった。

 

初めて東大に入りたいと思った時期(人)

 

入試について

 

 回答者の大学入学共通テストの平均得点(「0点」を除く)は800点で、昨年の回答者の平均得点から35点増加した。共通テストの難易度については「前年並みの難易度を想定していた」「易化を想定していた」がともに42%だった。東大以外で合格した大学は早稲田大学が48% で最多。次いで慶應義塾大学が42%、「東大以外に合格した大学はない」が29%だった。不合格だった大学では、早稲田大学が10%、慶應義塾大学が5%で、「不合格だった大学はない」が83%だった。

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