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2019年11月12日

柏地区 5カ月間の自動運転バスの実証実験開始 走行性と安全性の評価へ

バスの出発式ではテープカットが行われた=1日、柏キャンパスで(撮影・児玉祐基)

 

 生産技術研究所次世代モビリティ研究センターや柏市、民間企業などから成る柏ⅠTS(情報処理技術を用いた道路交通システム)推進協議会は1日、自動運転バスの営業運行の実証実験を開始した。つくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅~柏キャンパス間の一部区間で、2020年3月末まで継続する。5カ月間に及ぶ自動運転バスの営業運行の実証実験は、日本初の試みだという。長期間の実験により、完全自動運転の実用運行を見据えた走行性・安全性を評価。検証結果を踏まえた新たな車両の開発や、追加の実証実験を予定している。

 

 今回の実験では、運転席に運転手が常駐するが、約1.2kmの自動運転区間ではハンドルやアクセル、ブレーキを操作しない。自動運転の水準としては、前後方向・左右方向の運動制御を限定領域で自動で行う「レベル2」(最高はレベル5)に当たる。最高時速40km程度で走行し、交差点の右左折も自動で行う。

 

 同日の記者会見で、柏ⅠTS推進協議会会長の須田義大教授(生産技術研究所)は「将来的には一般市民の移動手段になれば」と実験の長期的な展望を説明。バス運転手不足の現状の改善にも期待を示した。

 

 自動運転バスは、従来柏の葉キャンパス駅と柏キャンパスを結んでいたシャトルバスの一部として、午前11時から午後3時までに4便が運行。土日祝日・年末年始は運休する。定員は17人。東大の学生と柏キャンパスの来訪者は無料。4便中1便は「柏の葉スマートシティツアー」の参加者や関係者のみが乗車可能な特別便となる。


この記事は2019年11月5日号から転載したものです。本紙では他にもオリジナルの記事を公開しています。

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