COLUMN 2020年5月9日

【東大新聞オンラインPICK UP】〜映画編〜 外出自粛期間のお供に

 新型コロナウイルスが猛威を振るい、政府が発令した緊急事態宣言を受け外出自粛が要請される中、自宅で映画を見て過ごす人も多いのではないだろうか。そこで今回は、映画について特集した東大新聞オンラインの記事をいくつか紹介。興味のある記事は本文を読んでほしい。

 

 まずは記事「東大全共闘と三島由紀夫の討論会を映画化 豊島圭介監督制作秘話」。3月20日に公開された『三島由紀夫vs東大全共闘50年目の真実』(注:5月8日現在劇場公開のみ)の制作で指揮を執った東大卒の豊島監督に、映画に込めた思いを聞く。この映画は、約50年前に三島由紀夫が駒場Ⅰキャンパスの900番講堂で東大全共闘の学生約1000人を相手に討論した実話を基にしたドキュメンタリー。討論会の映像の分析や参加者・学者などへの取材で豊島監督が気付いた、50年前の討論の意味と、三島という人物の「多面的な魅力」をひもとく。

 

 続いては、記事「映画“ショート・ターム”対談で明かされるクレットン監督の思い」2014年11月に本郷キャンパスで行われた、デスティン・クレットン監督の映画『ショート・ターム』の特別試写会とトークセッションの模様を伝える。本作は、10代をケアする短期保護施設「ショート・ターム」で働くケアマネジャーや子どもたちなどを描いたヒューマンドラマ映画。数々の映画賞を受賞し、実名レビュー評価サイトのRotten Tomatoesで満足度99%となるなど高い評価を得た。児童養護施設で働いた経験を持つ監督がこの映画に込めたメッセージやこだわり、さらに米国の児童養護施設の現実に迫る。

 

 クレットン監督に直接インタビューした、記事「映画『ショート・ターム』ロッテン・トマト満足度99%のワケ 監督インタビュー」もお薦めだ。児童養護施設を舞台にした映画を撮った理由や、制作に当たっての困難などについて聞く。

 

 「観察映画」というスタイルで有名な想田和弘さんの熱いメッセージにも注目だ。記事「『伝えたいもの』はない。ではなぜ撮るのか?観察映画論:映画作家想田和弘さん」「『世の中の奴隷になるな。違和感は大切に』映画作家想田和弘さん 後編」は2本組みのインタビュー記事。下調べや打ち合わせ、台本作りなどは一切せず、興味の赴くままカメラを回す想田さん。ドキュメンタリー映画作家になるまでの道のりを振り返りながら、その自由で独特なスタイルで一体どのような映画を作ろうとしているのかを探る。

 

 映画に出演した俳優に焦点を当てた記事も必見だ。記事「若者は社会の壁に閉じ込められている 映画『オマールの壁』主演俳優に聞く」では本作の主演俳優アダム・バクリさんにインタビュー。パレスチナに生きる若者を描いた映画で、自身もイスラエル生まれのパレスチナ人としてその等身大の姿を演じたバクリさん。イスラエルでの大学時代や、パレスチナ問題に対する思いを聞きながら、我々の日常生活に存在する「壁」について深く考察する。

 ここで紹介したものは東大新聞オンラインで公開された、映画に関する記事の一部に過ぎない。ぜひ他の記事も併せて読み、外出自粛期間の有意義な過ごし方に役立ててほしい。

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