COLUMN 2018年1月22日

激しさとスピード感を兼ね備えた平昌五輪「アイスホッケー」の見どころ

 2月9日から開催される平昌オリンピックに合わせ、東京大学運動会の各団体に競技の見どころについて執筆してもらいました。今回は「スケート部アイスホッケー部門」による寄稿です。

 

写真はスケート部アイスホッケー部門提供

 

 みなさんアイスホッケーはご存知でしょうか?

 

 アイスホッケーは何と言っても世界最大のウインタースポーツであり、日本など東アジアではあまり人気でないながらも、平昌オリンピックでは全チケット収入の20%を見込む花形競技です。東京大学スケート部アイスホッケー部門からは、そんなアイスホッケー競技のルールと見どころをご紹介します。これを読んで、もしくは手に取りながらぜひこの機会にアイスホッケーを知り、ご覧ください!

 

 アイスホッケーは、60m×30mのスケートリンク上で、正味20分×3ピリオド、5人のスケーターと1人のゴールキーパーの6人で戦うスポーツです。ルールは単純、スティックを使ってパックと呼ばれる円盤を取り合い、たくさんゴールに決めたほうが勝ちです。というと紹介にならないので笑、もう少しだけ詳しく解説します。見どころについてのみ知りたい方は読み飛ばしていただけると幸いです。

 

画像はウィキペディアより

 

 まずアイスホッケーの特徴としてゴール裏が使えること、リンクがフェンスで囲われていること挙げられます。比較的安全なゴール裏から攻撃を組み立てる、壁に反射させたり沿わせたりして味方にパスする、など陸上の多くの球技とは違った攻め方が見られます。

 

 それならばプレーがずっと止まらないのではないかと思われた方もいるかもしれませんが、大きく3種類だけプレーの止まる瞬間があります。ペナルティ、オフサイド、アイシングです。アイスホッケーでは身体同士では基本的に何をやっても反則にはならない(からこそ激しい)のですが、特定の反則行為をするとペナルティが課せられます。犯した人は2分間退場し、チームはスケーター4人で戦います。この2分間のことを相手チームから見てPP(パワープレー)と呼び、得点の可能性が高まります。またオフサイドは、相手側ブルーラインにパックより先に選手が入ってはならない、というルールで、簡単に言えばサッカーのオフサイドのオフサイドライン固定版です。アイシングは、センターライン手前から誰にも触れられずゴールラインまで到達してしまうようなパスをしてはならない、というルールで、これを犯したチームは自陣側でプレーを再開しなくてはなりません。これら三つの反則でプレーが止まった場合、その都度フェイスオフと呼ばれるパックの取り合い(バスケのジャンプボールのようなもの)からプレーが再開されます。

 さて、次に見どころをプレー、チームに分けて紹介します。

 

 アイスホッケーで注目してほしいプレーは、激しいチェックとスピードあるスケーティングです。チェックとは選手同士がぶつかり合うタックルのようなプレーのことを言い、アイスホッケーではこれが認められているため、パックを取り合うために選手は常にチェックを狙っています。綺麗に相手の体勢を崩しパックを奪うようなチェックは爽快でアイスホッケーの大きな魅力です。逆に危険な汚いチェックをすると乱闘に発展することもあります。スピード感は、スケートの特性から生まれます。氷上では、陸上と比べてスピードを維持しやすく急に止まりづらいため、選手の速度は格段に早くなります。そのため体力の消耗も激しく、実は試合ではスケーター5人でセットを組み、セットごとに1~2分で交代しています。この二つのポイントは特に男子においてより迫力があります。そんな迫力ある男子アイスホッケーの放送日程は、3位決定戦2/24 21:00~@NHK、決勝2/25 13:05~@NHKとなっています!

 

 次に平昌オリンピックでの注目チームはズバリ、スマイルジャパン(アイスホッケー女子日本代表)です! スマイルジャパンは今乗りに乗っているチームであり、前回のソチオリンピックが初出場ながら、平昌オリンピック予選ではオーストリアに6―1、フランスに4―1、ドイツに3―1とグループ首位でオリンピック出場を決めた他、現在の世界ランクも史上最高の7位となっています。注目選手は、GK#1藤本那菜選手、世界最高峰リーグであるNWHLのニューヨーク・リベターズに所属経験があり、2015年には世界選手権最優秀GKも獲得したエースGKです。スマイルジャパンが果たしてオリンピック初勝利できるかが注目されます。スマイルジャパンの放送日程は、vsスウェーデン2/10 16:30~@NHK、vsスイス2/12 16:30~@NHK, vs韓国・北朝鮮合同チーム2/14 16:30~@日テレとなっています!

 

 韓国開催ということで時差も無くこれ以上ない良い機会なので、是非ご覧ください!

 

東京大学スケート部アイスホッケー部門

田村 峻

 

【団体のホームページ】

HP(http://tokyo-icehockey.com/wp/

Twitter(@tokyo_icehockey

Facebook(https://www.facebook.com/univ.of.tokyo.icehockey.team/

東京大学スケート部アイスホッケー部門は1924年に創設され、以来90年以上日本のアイスホッケー界を牽引してきました。現在は関東大学リーグ3部に所属し、推薦入学の無い大学としては全国でもトップレベルの実績を誇ります。今年から「愛し愛されるチーム」をチームバリューに掲げ、こういった新聞寄稿のような形を通じてアイスホッケー界のみならず東京大学に関わる全ての方々に応援をいただけるようなチームを目指しております。この度も平昌オリンピックのTV観戦に止まらず、これからの当部の実際の試合もご覧いただけたらと考えております。当部の活動内容、試合日程等はHP、SNS等で随時お伝えして参りますので、是非ご確認ください。

 

写真はスケート部アイスホッケー部門提供

 

【東大運動会平昌五輪寄稿】

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