部活・サークル

2023年3月28日

運動会・研究会・サークル紹介 まだ見ぬ世界に踏み出そう~東京大学ブラスアカデミー編~

 

 

 東大には多種多様な部活・サークルがあるが、団体を選ぶ際には、似た分野の団体間でどんな違いがあるか分からず苦労することも多い。運動会・文化系・学術系の団体一つずつについて、固有の特徴や魅力を紹介する。(情報は取材時時点。写真はいずれも各団体の提供)(構成・新内智之、取材・新内智之、堀添秀太、佐竹真由子)

 

 1994年に発足し、今年が30代目となる東京大学ブラスアカデミー。全日本吹奏楽コンクール東京都大会本戦に2度の出場経験がある。音楽を楽しみたい団員、コンクールで賞を狙う団員。「モチベーションは多様だが『観客に対してベストなものを届ける』というモットーを共有している」と辻村健太さん(文I・2年)。

 

 主な活動はコンクールへの参加と演奏会の実施だ。全日本吹奏楽コンクールは毎年8月に開催される。演奏会は4月の駒場Iキャンパスでの新歓演奏会から始まる。五月祭では東京大学大講堂(安田講堂)、駒場祭では900番教室で合奏を行い、2月の定期演奏会が1年の集大成だ。春と秋にはサークル内でのアンサンブル演奏会、例年はコンクール後と3月に合宿がある。

 

駒場祭でオンライン配信した際に撮った集合写真

 

 東大には他にも吹奏楽系の団体として東大吹奏楽部や東大運動会応援部がある。小澤亮太さん(文I・1年)はブラスアカデミーの魅力を「団員が皆東大生で、運営や指導も自分たちで行う中で交友関係を広げ、コンクールにも参加できる」と語る。今井ちひろさん(文Ⅱ・2年)は「女子学生が少ない東大で女子のコミュニティーが作れるのはうれしい」と話す。「演奏だけでなく運営にも関わることで、さまざまな人と意見交換し自分の考えを広げたり、意思決定の経験を積んだりもできます」

 

 来年度の五月祭では、形式をアンサンブルからコロナ禍以前の規模の大きい合奏に戻す予定だ。「音楽で密につながっているからこそ築ける信頼関係をさらに深めていきます」。辻村さんの言葉は力強い。

 

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