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2024年1月9日

「東大新聞オンライン」 アクセスランキングで振り返る2023

 

 イスラエル・パレスチナ武装勢力間の衝突や、旧ジャニーズ事務所の性加害問題など、波乱のあった2023年。弊社ウェブメディア「東大新聞オンライン」ではどのような記事が多く読まれたのだろうか。時期別に振り返る。(構成・高橋柚帆)

 

1-3月 東大合格後のスケジュールや受験関連記事が人気

 

1位 【随時更新】意外に忙しい! 東大合格後のスケジュール2023

2位 22年度東大前期日程2996人が合格 合格者平均点・最低点、全科類過去10年間で最低

3位 【受験生応援2023】「合格待ち」の過ごし方 —自己採点、するか? しないか?

4位 2023年度東大入学者募集要項が発表 ウェブ出願の導入へ

5位 【22卒東大生就職状況】学部生首位は2年連続楽天 院生は4年ぶりにアクセンチュアがトップへ

6位 【前編】「酒に興味がなかった」酒蔵の息子が実家を継ぐまで 新政酒造8代目・佐藤祐輔さんインタビュー

7位 2023年度学校推薦型選抜、昨年と同数の88名合格 女性比率は過去6年間で最低

8位 【後編】伝統製法で伝統産業を革新する 新政酒造8代目・佐藤祐輔さんインタビュー

9位 「夢は東大関」東大初の力士 須山さんインタビュー

10位 23年度2次試験実施 物理難化の声多数

 

 多くの大学で入試や合格発表が行われる1〜3月には、入試関連の記事が多く読まれた。東大の2次試験受験後に自己採点をするべきかという受験生の悩みに答えた記事が3位にランクイン。1位となったのは、東大合格後のスケジュールをまとめた記事だ。慌ただしい新学期に東大新聞オンラインを参考にしてくれた新入生が多かったようだ。6・8位には、東大文学部を卒業後、記者、ジャーナリストを経て実家の蔵元新政酒造を継いだ、佐藤祐輔さんのインタビューの前・後編がランクイン。異色の経歴や、日本酒造りで大切にしている価値観に注目が集まった。

 

4-6月 反響があった理III再受験インタビューや髙島崚輔さんのインタビューが話題に

 

1位 「お前、頑張ってないよ」の言葉で再起 東大から理Ⅲを再受験

2位 花を生け、命に寄り添う 池坊専宗さんインタビュー

3位 【22卒東大生就職状況】学部生首位は2年連続楽天 院生は4年ぶりにアクセンチュアがトップへ

4位 【100行で名著】「グロい」だけではない人間ドラマ 竜騎士07『ひぐらしのなく頃に』

5位 【蹴られる東大④】ハーバードで2年間 気付いた「自分、東大、ハーバードの強み」

6位 五月祭、入構制限なし・飲食物提供ありの方針で調整

7位 アカハラ行為で教員に懲戒処分 2週連続で発表

8位 東大の入学式は、なぜ12日開催なのか

9位 東大生も愛用 ぶどう糖90%の意外なお菓子とは?

10位 22年度東大前期日程2996人が合格 合格者平均点・最低点、全科類過去10年間で最低

 

 理IIに入学後進学選択で法学部に進学したが、休学して理IIIを再受験、合格した大久保友貴さんのインタビューが1位となった。5位は、昨年5月に芦屋市長に当選し、史上最年少の市長として話題になった、髙島崚輔さんのインタビュー記事(18年公開)。ハーバード大学の強みや、東大とハーバード大学それぞれの魅力など、正規学生としてハーバード大学に進学することで気付いた話に改めて注目が集まった。6位には五月祭が4年ぶりに入構制限なし・飲食物提供ありの方針で調整が進められているというニュースがランクイン。コロナ禍後の五月祭に、大学内外からの関心の高さがうかがえた。

 

7-9月 就職関連の恒例企画が関心集める

 

1位 【23卒東大生就職状況】学部生首位は3年連続楽天 院生は2年連続アクセンチュアがトップへ

2位 【東大音ひろば】ラフマニノフ〜ピアノで魅せるロシアの巨匠〜

3位 【官庁訪問2023】東大出身者が語る 国家公務員の仕事 ③警察庁

4位 【22卒東大生就職状況】学部生首位は2年連続楽天 院生は4年ぶりにアクセンチュアがトップへ

5位 【東大CINEMA】『君たちはどう生きるか』 宮﨑駿監督、10年ぶり新作映画

6位 東大有名教授ら率いる14ラボが全学レベルのサッカー大会開催 学術面での交流見据える

7位 他者からの目線 意識しない選択を 又吉直樹さん(お笑い芸人)インタビュー

8位 東大生も愛用 ぶどう糖90%の意外なお菓子とは?

9位 【官庁訪問2023】東大出身者が語る 国家公務員の仕事 ①外務省・デジタル庁

10位 東大で学び、音楽する 角野隼斗さんインタビュー

 

 企業のインターンが数多く開催される夏休みには、就職関連の記事が複数ランクイン。「23卒東大生就職状況」が1位となった。各学部・研究科への問い合わせを基に学部生1100人、大学院生2649人のデータを集計し、ランキングを作成。通年アクセスランキング上位に入る、東大新聞独自のコンテンツだ。3・9位の「官庁訪問」は東大出身の国家公務員に、現在の省庁を選んだ経緯や就活生へのメッセージを聞いた、毎年恒例の企画だ。2位には音楽の魅力を幅広く伝える新企画「東大音ひろば」より、昨年生誕150年となったラフマニノフの魅力に迫る記事がランクインした。

 

10-11月 東大教授のインタビューが複数ランクイン 過去の記事も高いアクセス数を誇る

 

1位 【23卒東大生就職状況】学部生首位は3年連続楽天 院生は2年連続アクセンチュアがトップへ

2位 身近な言葉の歴史を考える 「迷惑」と「文化」に潜む政治性

3位 文学は、理解しえないものを受け入れる力を育む 安藤宏教授インタビュー

4位 史上6人目の東大出身プロの次なる進路は「前例なし」 宮台康平さん引退記念インタビュー

5位 【國分功一郎教授インタビュー】議論し、議論した学生生活

6位 デジタル社会の今、読書は大事? 東大CEDEP×ポプラ社 「子どもと本」の関係を研究する

7位 東大には塾なしで合格 独学経験を生かし鉄緑会講師に 鉄緑会英語科主任三木秀則さんインタビュー

8位 東大生協書籍部売り上げランキング(2022年8月~2023年7月)  哲学人気は依然変わらず

9位 内田麻理香特任准教授インタビュー 一度学問の世界を離れた経験を生かして 生活の中の科学を考える

10位 【受験生応援連載2022】東大生に聞く 内職はアリ? ナシ?

 

 3位は太宰治研究の第一人者、安藤宏教授(東大大学院人文社会系研究科)のインタビュー。文学を学ぶ意義や東大生に期待する読書体験について聞いた。7位には鉄緑会英語科主任の三木秀則さんのインタビュー。独学で試行錯誤した自身の受験経験や中高生へのエピソードが反響を呼んだ。サイエンスライターとしても活躍する内田麻理香特任准教授(東大教養学部附属教養教育高度化機構科学技術コミュニケーション部門)のインタビューは9位となった。19年に公開された、われわれが日常的に使用する言葉の歴史的、政治的意味について岩本通弥教授(当時)に聞いた記事が2位にランクイン。22年公開の國分功一郎教授(東大大学院総合文化研究科)のインタビューは5位となり、公開後時間が経過している記事も上位に入る結果となった。

 

【記事修正】2024年1月9日午後9時56分 リード文の内容を変更し、「今年」を「昨年」に修正しました。

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