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2023年6月8日

【写真】入構・飲食制限撤廃の五月祭 出展企画を写真で振り返る

 

 第96回五月祭が5月1314日、キャンパスとオンラインの企画を組み合わせたハイブリッド形式で開催された。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響により入構制限を伴う事前予約制で開催されたが、今年は事前予約制や飲食物の制限が撤廃され、キャンパスは2019年の五月祭以来のにぎわいを取り戻した。会場の本郷・弥生キャンパスでは、飲食店の屋台や学術発表の展示などが立ち並び、来場者が列をなした。また、過去3年間の五月祭と同様、オンラインでも企画が出展。委員会によると、2日間で約10万人が五月祭に参加したという。

 

 今年の五月祭のテーマは「はなみどり」。久々の祭りの熱気に触れて生き生きと輝く東大生。そして五月祭を訪れ、彼らの情熱に触れ、祭りを楽しむ来場者たち。華やかな高揚感に彩られていた五月祭を、キャンパスの出展企画の写真と共に振り返る。取材=金井貴広、石川結衣、岡拓杜、橋本拓、文・構成=本田舞花)

 

 

 

五月祭百年史 

 

 五月祭100周年を記念して、五月祭常任委員会の元委員らが中心となって立ち上げた有志団体「五月祭百年を祝う会」による「五月祭百年史」。五月祭の歴史を紹介する動画もYouTubeでオンライン公開した。本企画の責任者である佐藤寛也さんは「五月祭にいらっしゃった方だけでなく、来られなかった方にも、動画で五月祭の歴史を知るという二つの楽しみ方を提供できたことで、ハイブリッド開催を活用できたかな、と思います」と語った。

 

五月祭百年史

 

五月祭百年史

 

 

餃子日和

 

 国際交流サークル・茶話日和の「餃子日和」では、秘伝のタレを使うなど一工夫した焼き餃子を販売した。普段は、東大生を中心にメディアを通じて東アジアの生活や文化を発信している。4年ぶりの飲食物提供で、仕入れ数や設置などが全く分からず戸惑ったため、一から考えた。「久しぶりに文化祭の雰囲気を味わうことができてうれしいです」

 

餃子日和

 

 

Cannoli Carini

 

 文II・Ⅲ6組の1年が出展する「Cannoli Carini」。意味はイタリア語で「可愛いカンノーリ」。シチリア発祥のイタリア銘菓「カンノーリ」を販売。多くの学生団体が飲食販売を実施していた頃のノウハウを五月祭常任委員会が伝えサポートしてくれたことがありがたかったそうだ。雨の中でもたくさんの人が来場し、活気があることに驚いたという。「とても心躍る感じがします。もっといっぱい売っていこうと思います」

 

Cannoli Carini

 

 

やきとり家つつみ

 

 2021年度入学理IIIII8組は、3年生のクラスで出展。20人程度が企画に関わり、当日の業務は主に4人で回していた。「後期課程で学部が分かれてしまい、最近なかなか集まれていないので、出展することにしました」

 

やきとり家つつみ

 

 

大人が作るbabyカステラ

 

 文Ⅲ18組の1年が出展する「大人が作るbabyカステラ」。一律200円という赤字覚悟の値段設定で販売。入学から本番まで準備期間が短かったが、3回練習会を行いトッピングや配合をクラスで相談。五月祭の宣伝用Twitterで練習会の様子を配信するなど、宣伝にも力を入れた。「豆乳をいれてあっさりとした味にしました」

 

大人が作るbabyカステラ

 

 

釜焼きピッツァ「La Pizzeria

 

 昨年度の駒場祭でクラス企画部門グランプリ1位に輝いた本企画。今年は理I7組の1、2年の上下クラスで出展。釜2台を稼働させるには人手が必要であり、下クラスを誘った。駒場祭では「マルゲリータ」「ディアボロ」「バンビーノ」の3種類を販売したが、昼食の時間が過ぎてから客足が減った反省から、今年は「バンビーノ」を「ドルチェ」に変更。おやつにうれしいデザートピザで売り上げ増加を目指した。「この企画を、理I7組の伝統にしていけたらうれしいです」と語った。

 

釜焼きピッツァ「La Pizzeria」

 

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