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2016年3月10日

東大理Ⅲ入試で面接復活 18年度から

 2016年度入学試験(前期日程・外国学校卒業学生特別選考)の合格者が10日午前11時45分ごろ、東大のウェブサイトで発表され、前期日程で3031人、外国学校卒業学生特別選考で31人が合格した。東大は同日、18年度入試からの理Ⅲでの面接試験導入を発表。本郷キャンパスでの合格者番号の掲示は行われず、来年度以降も実施は検討されていないという。

2018年度から復活の理科三類面接、過去の試験では何が問われたのか

 

東大合格発表

 

 文科各類では、昨年度大幅に下がった合格者最低点が、文Ⅲで33.3点上昇など全科類で25点以上上昇。昨年度上昇した理科各類でも、理Ⅰで5.5点上昇など全ての科類で上昇した。

 東大は18年度入試から理Ⅲで面接試験を導入することについて、理Ⅲ入学は実質的に医学部医学科への進学につながるため、医療に従事するにふさわしい学生を学力試験だけでなく多面的・総合的に選抜することを理由とした。理Ⅲの面接実施は99~07年度入試以来。かつては事前に質問が決まっている面接を行っていたが、自由面接にすることでコミュニケーション能力の評価を目指す。進学選択の制度については従来から変更はないとした。17年7月に面接実施方法を発表する。

 総合図書館の建設工事のため14年度入試から中止された合格者番号の掲示は本年度も実施されなかった。本部広報課によると、建設工事が終わる来年度以降も合格者番号掲示は現時点で検討していないという。

 


この記事は、2016年3月10日号(前期合格記念号)からの転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。

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