スポーツニュース

2015年8月29日

東大ラクロス男子 昨年度学生日本一の慶大に勝利 開幕戦を制す

ラクロス部男子(関東学生1部リーグ)は8月13日、リーグ開幕戦を慶應義塾大学と戦い、7―6で勝利した。前半に流れをつかみ、先制点を含む6得点。後半は反撃を許し同点に追い付かれたが終盤に勝ち越し、昨年の学生日本一・慶大に勝利した。

慶大との対戦成績 Sheet1

 

東大4201
慶大|1212|6

 

東大は序盤、フィールドの中心で選手がボールを取り合うフェイスオフに坂井賢世選手(育・4年)が連続で競り勝ち、試合の主導権を握る。張曄選手(工・3年)が先制点を決めると、直後に竹内良介選手(工・4年)が加点。その後1点を返されるも、慶大の反則で一時的に数的優位になった状況を生かし、張選手が追加点を獲得。第1クオーター(Q)終盤には、慶大からボールを奪い、そのままゴール。点差を一気に3点まで広げた。

第2Qでは互いに2点を取り合い、3点差のまま後半へ突入。後半は一転、慶大に流れが移る。慶大は第3Qに1点を返すと、第4Qに2点を追加。試合終了まで残り9分で同点に追い付いた。

しかし最後に東大が意地を見せる。竹内選手がこの試合3点目となる得点を決め、東大の後半初得点で7―6。その後は慶大に反撃を許さず、開幕戦勝利を収めた。

慶大は昨年、関東学生1部リーグで優勝。全日本大学選手権も制し、東大が目標として掲げる「学生日本一」を達成した強豪だ。昨年はFINAL4(関東学生1部リーグ決勝トーナメント1回戦)で5―12と大敗した慶大を下し、幸先よい滑り出しとなった。

(文・石原祥太郎)

◇加藤悠太郎主将(育・4年)の話
「学生日本一」に向け、昨年の学生日本一である慶大は避けては通れない相手で、部員一同気合を入れて臨んだ試合でした。試合の勝因としては、ボールを奪ってからの速攻が何度か決まったことが挙げられます。チームのスローガン「前へ」を少しは体現できた試合だったと思います。ただ、まだまだミスが多く学生日本一にふさわしいチームだとは言えないので、現状に満足することなく練習して次戦に臨みたいです。

この記事は、2015年8月25日号からの転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。

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