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2016年12月27日

【東大2016総決算④:論文不正疑惑】「改ざん」の告発相次ぐ

 推薦入試や進学選択など、東大の新制度が実施された2016年。七大戦優勝や東大で研究経験がある大隅良典栄誉教授(東京工業大学)のノーベル賞受賞などうれしい出来事があった一方、論文の不正疑惑など波紋を呼ぶ動きも相次いだ。東大の1年のニュースを全7回にわたって振り返る。

 

論文不正疑惑

 東大は8月22日と9月1日、東大関係者による医学系・生命科学系の論文に改ざん・ねつ造があるとする匿名の告発状をそれぞれ受理した。不正が指摘された論文は、両告発で計22報。受理当日から予備調査を開始し9月20日にはさらに詳しい調査の必要性を認めて本調査への移行を決定した。10月13日にも論文の不正を指摘する別の告発状を受理し、同日予備調査を開始。11月4日には本調査移行を決めた。本調査は、開始から原則150日以内に不正の有無などを認定する。東大の研究倫理が根本から問い直される調査の動向に注目が集まる。

 

【東大2016総決算】

①:入試関連 初の推薦実施、理Ⅲ面接&合格者番号掲示復活の決定

②:進学選択 新設の第3段階で面接など導入

③:「違法建築物」撤去問題 一方的な通知に学生困惑

④:論文不正疑惑 「改ざん」の告発相次ぐ

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