2021年08月24日

【100行で名著】『読書について 他二篇』 ショウペンハウエル著・斎藤忍随訳

 ショウペンハウエル『読書について 他二篇』(岩波文庫、斎藤忍随訳)は『思索』『著作と文体』『読書について』の3篇から成る。  『思索』では自ら思索することの価値と、思索と読書の関係が述べられる。「もともとただ自分のいだく基本的思想にのみ真理と生命が宿る。我々が真の意味で充分に理解するのも自分の思想だけだからである。書物から読みとった他人の思想は、他人の食べ残し、他人の脱ぎ捨てた古着
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