授業

2022年4月8日

【新入生必見!】初めての履修決め ここを要チェック!

 

 新学期が始まりました! 新入生の皆さん、履修は組めましたか? 東大新聞では全面的に対面授業だった19年度1年生の履修登録の例と全面的にオンライン授業だった20年度1年生の履修登録の例を公開しています。ぜひご確認ください!

 

 以下では、一般的な履修の組み方の概説と、履修を組むに当たって考慮したい点、そして注意しておきたいポイントを解説。履修に自信のない方はぜひご覧ください!

 

履修の組み方概説

 

 時間割の組み方の一般的な流れを確認したい。最初に着手すると良いのが必修に当たる授業の曜日と時限(曜限)を把握すること。シラバスの各授業のページから自分のクラスに該当する曜限が分かる他、科類別の時間割表からも確認できる。一通り把握し終わったら、クラスメートと時間割を照らし合わせると安心感が増すだろう。履修登録を検討した授業は、東大の学務システム「UTAS」で「お気に入りへ追加」することで、学習管理システム「ITC-LMS」に連携される。 

 

 いわゆる準必修は、文科と理科で事情が異なる。理科はクラスごとに曜限が指定されていることが多い。文科は比較的自由に履修することが可能だが、一部の科類しか履修することができない授業がある。加えて文科の準必修は開講される曜限も限られており、今学期は全て月曜3限(月3)、火5、水1 のいずれかとなっている。

 

 必修・準必修が入らない曜限には、総合科目などいわゆる選択科目を入れられる。一部の例外を除いて、1学期に履修登録できるのは30単位までなので、注意したい。

 

 

必見! 履修を組む際はここに注意

 

 次に、履修を組む上で考慮したい点を四つ挙げる。一つ目は進学選択だ。進学選択とは、前期教養課程から後期課程に進む際に進学先となる学部・学科・コースなどを選ぶこと。進学選択の第一段階では授業ごとの点数の平均が高い人から順に内定するため、希望する進学先次第では高得点が必要だ。一部の進学先は独自に、前期教養課程で単位取得する必要がある授業や、特殊な平均点算出方法を定めている。

 

 既に行きたい進学先が決まっている人は、その進学先で求められる平均点の水準などを把握した上で、計画的に時間割を組むと良い。行きたい進学先が未定の人も、進学先の選択肢の幅を広げるには、高得点を取っておくに越したことはないだろう。学部1年のうちに前期教養課程修了に必要な単位を概ね取得し、2Sは平均点を上げることに専念する、という学生も多い。もちろん、高得点が出やすいとされる授業ばかり取っても、モチベーションが上がらなければ意味がない。特に1Sのうちは、自分の興味を見極めるためにも、受けたいと思った授業を積極的に受けた方がいいかもしれない。

 

 考慮したい点の二つ目は、各授業の負担だ。特に必修は一度単位を取得すると成績を塗り替えることができないため、低い点数に終わると進学選択に響くかもしれない。

 

 成績評価の方法にも注意したい。例えば、自分はレポートなどより試験の方が向いていると思うのであれば、期末試験で成績が評価される授業を多く履修するという手もあり得る。ただし、多くの期末試験は7月中旬~下旬に実施されるので、計画的に準備を進めないと試験期間に負担が集中しかねない。負担を分散するためには、7月末が締め切りになることが多い期末レポートで評価される授業を多く履修するという手もあり得る。ただし、多くの期末試験は7月中旬~下旬に実施されるので、計画的に準備を進めないと試験期間に負担が集中しかねない。負担を分散するためには、7月末が締め切りになることが多い期末レポートで評価される授業や毎週の課題で評価される授業など、多様な成績評価の授業をバランス良く履修するという選択肢もある。

 

 今学期の1年生の履修登録期間は25日の午後2時から27日の午後4時50分まで(訂正期間は5月3日の午前10時から10日の午後4時50分) 。自分にとって各授業の負担がどの程度か見極めるには期間が短いかもしれない。今学期取りたい授業と類似の授業がAセメスターに開講されそうか、1Aの必修は大変そうか、といった長期的な視点も加えて検討するのも一つの手だろう。

 

 三つ目に考慮したいのが、自分の生活リズムや授業以外の予定だ。最初の2週間は原則としてオンライン授業が行われるが、対面授業が本格的に再開されると、通学や課外活動などに割く時間が増えることも視野に入れたい。例えば1限の授業を受けるにしても、朝起きてパソコンを開けば済むのと、身支度をして電車に乗って駒場に行くのとでは、起床時間が大きく異なる。

 

 四つ目は本年度からの注意点。授業形態を確認することだ。東大の区分では対面型(対面のみで実施)、対面・オンライン併用型A(総時間数の半数以上を対面で実施)、対面・オンライン併用型B(総時間数の半数未満を対面で実施)、オンライン型(オンラインのみで実施)、オンデマンド型(すべての授業回数をオンデマンドで実施)の五つの区分があり、UTASで表示される。 「オンデマンド型ならこの曜限に用事が入ってしまっても大丈夫なことが多いから、履修できるかもしれない」というように、開講形態によってその曜限の履修の可否が変わってくることもある。後悔することのないように確認しておこう。

 

見落としはない? 細かな注意点

 

 その他、履修に関しての細かい注意事項は「履修登録について」を参照。理転を希望する学生や国際教養コース(PEAK)の科目の履修を検討している学生は特に要確認。文科生は、修了に必要な「○○語初級(演習)①」を各自で UTAS から履修登録する必要があることにも要注意。理科生は初年次ゼミナールや理Ⅰの基礎実験の抽選登録も忘れずに! 他にも前期教養課程ホームページ内「教務課からのお知らせ」に重要な情報が掲載されることがあるので確認が必要だ。

 

 本年度の前期教養課程では、最初の2週間は原則としてオンライン授業、その後は対面授業が行われる見通しだ(こちらの記事をチェック)。オンライン授業については、uteleconに情報がまとまっている。

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