文化 2022年12月09日 【100行で名著】同性愛者絶滅政策に抗う「王子」 中山可穂『愛の国』 100行で名著 彼女は天使か、それとも弥勒(みろく)か。 少年のように無垢(むく)な美貌と洗練された振る舞い。自ずと女性に愛される引力を持つ彼女──記憶喪失の主人公が目覚めたのは、ファシズム政権下で同性愛が弾圧された近未来の日本だった。 寺の墓地に行き倒れたところを救った尼僧・静流尼(せいりゅうに)につけられた名は「ミロク」。弥勒菩薩(ぼさつ)とも天使ともつかない彼女はある日、孤立無援で 続きを読む 【100行で名著】同性愛者絶滅政策に抗う「王子」 中山可穂『愛の国』 2022年12月09日 100行で名著 【100行で名著】三島文学の幻想的で知的な世界観 『豊饒の海(二)奔馬』三島由紀夫 2022年04月17日 100行で名著 【100行で名著】三島文学の幻想的で知的な世界観 『豊饒の海(一)春の雪』三島由紀夫 2022年03月23日 100行で名著文化本 【100行で名著】「推し活」を知っていますか。 『推し、燃ゆ』 宇佐見りん 2022年02月14日 100行で名著 【100行で名著】なぜわれわれは、『論語』を読まねばならないのか──『論語』 金谷治訳注 2021年11月05日 100行で名著哲学本 石戸諭『ニュースの未来』 気鋭のライターがメディアを論じる……だけではない 【100行で名著】 2021年09月12日 100行で名著 【100行で名著】『読書について 他二篇』 ショウペンハウエル著・斎藤忍随訳 2021年08月24日 100行で名著 【100行で名著】孔明がコーヒーを飲み、孔子は空を飛ぶ──『移動迷宮: 中国史SF短篇集』 2021年08月21日 100行で名著文化文学 【100行で名著】誰のための報道か——角南圭祐『ヘイトスピーチと対抗報道』 2021年07月03日 100行で名著 【100行で名著】『南方熊楠と宮沢賢治 日本的スピリチュアリティの系譜』鎌田東二 2021年04月30日 100行で名著本 « 1 2 3 »