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2020年9月25日

【速報・東大総長選考】元東大理事有志が要望書を提出 選考の一時停止などを求める

元理事らが提出した要望書

 

 元東大理事・副学長の大和裕幸名誉教授を幹事とする元東大理事有志が9月25日、東大総長選考会議の小宮山宏議長(第28代東大総長)に要望書を提出した。30日に予定されている全学の意向投票を延期することで、総長選考を一時停止し、調査検証と学内外への納得し得る説明を経て、選考を再開すべきとしている。

 

 要望書に名を連ねる人物は以下の通り(幹事の大和名誉教授を除き五十音順)。

 

  • 大和裕幸
  • 石井洋二郎
  • 江川雅子
  • 清水孝雄
  • 南風原朝和
  • 長谷川寿一
  • 古谷研
  • 保立和夫
  • 松本洋一郎
  • 武藤芳照

 

 要望書では、複数の学内関係者の話として

  • 第1次候補者の中で最有力候補だった人物が第2次候補者に残らず、理由も説明されていないこと
  • 第1次候補者には文系も女性もいたにもかかわらず、総長選考で多様性の確保という観点が尊重されなかったこと

を指摘。総長選考会議には、同会議で重要とされた原則や観点を説明する責任があるとした。さらに東大憲章を引用しながら、総長選考は「勇気と謙虚さをもって実行されなければなりません」と主張している。

 

要望書全文はこちらから

 

【記事追記】

2020年9月27日午後1時31分 「要望書に名を連ねる人物」で始まる段落を追記しました。また、要望書全文のリンク先を、署名している人物の名前が公開されたファイルに差し替えました。

 

 

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